1.魅力ポイント
桜ヶ丘トラスト緑地(別名、桜ヶ丘の森)は。県立保土ヶ谷公園に隣接した位置にあるにもかかわらず、
その存在を知っている人は、地元でも少ないです。
広さがたった1.2haと小さいためもあるのですが、周囲が民家と小学校、スポーツ施設、企業の建物で囲まれており、
入り口がどこかもわからない程です。
神奈川県管理のトラストになる前、雑木林と以前の工場のテニスコートの跡地15年間放置されたままとなっていました。
1998年に神奈川県へトラスト緑地として寄贈されたのです。
実は、昔からこのあたりの山の斜面中複には、いくつもの水源があり、芝ケ谷の水など良質な湧水が評判で、
明治・大正時代にはその湧水を使い、東京麦酒や大日本ビール(現アサヒビール)などのビール工場がありました。
そのビール工場の名残が、「ビール坂」と名づけられた坂として、現在もあります。
桜ヶ丘トラスト緑地の中には、ビール工場の取水池が今も残っているそうです。
緑地内には湧水が浸み出しており、ビオトープとして池や水田を作ったり、
森の手入れをしたりの活動を通じて、豊かな生態系を再生しようという壮大なプロジェクトが、この森の中で行われているのです。
そのため、ここが横浜の真ん中とは思えないような豊かな自然が残っています。
実際、桜ヶ丘トラスト緑地に隣接する神社である「神明社(しんめいしゃ)」の裏山からも湧水が出ています。
その水は、桜ヶ丘トラスト緑地の湧水と同じ地層から湧き出ているそうです。
こんな魅力的な桜ヶ丘トラスト緑地ですが、入り口がどこにあるのか、案内もなく、知る人ぞ知るという感じです。
今回は、2つの入り口を目指して、歩いてみました。
皆さんのウォーキングコースの一つに、ぜひ入れてください。
2.コースの紹介
桜ヶ丘トラスト緑地遠望です。あそこだけもっこり茂っています。
一つ目の入り口に行くには、相鉄星川駅近くのぎょうざ「とんとん」横の細い道から行きます。
とんとんの横を上って行きます。
上っていくと、緑地の周囲のフェンスがあります。
まずは、フェンス添いに歩きましょう(急勾配です!)。鬱蒼と茂る桜ヶ丘トラスト緑地内が見えます。
緑地内には倒木も見えますが、手つかずの荒々しい魅力です。
そこらの公園や街の中にはない力強い木です。
フェンス添いに歩いていくと、この看板が一つ目の入り口への目印です。
ここが、一つ目入り口前。掲示板が設置してあります。
入り口は、しっかり施錠してあるので、中には入れません。
まるでジャングルですね。
そのまま森の周囲を歩きます。
一周するにはこんな急階段も(ここには住みたくない)。
平地に降りて行き、2つめの入り口はYBP前の野村総研裏です。
野村総研の敷地からしか、行けませんので、真横の保土ヶ谷区スポーツセンターから、2つめの入り口を見ます。
ここが、野村総研裏の第2の入り口です。誰もいません。
それもそのはず、このビルは現在使用されていません。
但し、監視カメラはしっかり作動しているので、ご注意を。
第2の入り口を上る階段があるので、すぐわかります。
桜ヶ丘トラスト緑地を見上げます。
3,マップ
桜ヶ丘トラスト緑地マップです。