1.魅力ポイント
あの「二刀流」や「巌流島の決戦」で有名なの宮本武蔵が生まれた村、美作国宮本村(現美作市宮本)です。
武蔵は、ここで生まれ、16の歳までこの地で過ごしたと言われています。
この村に興味がわいたのは、吉川英治作「宮本武蔵」を読んでからです。
2003年に、NHKの大河ドラマでやってたらしいですが、正直見てません。
当時、道を究めようと思った人は仏門に入ったのですが、彼はそれを剣の道に求めたのです。
そんな人となりに興味をいだきました。
皆さんも、一度尋ねてみてはいかがでしょうか。
2.コースの紹介
駅名には人名をつけないことが普通ですが、最寄り駅名は、智頭急行智頭線の宮本武蔵駅ずばりです。
智頭急行智頭は、第三セクターの単線ですが、京都駅~鳥取駅・倉吉駅間の特急「スーパーはくと」や
岡山駅~鳥取駅間の特急「スーパーいなば」が経由して通っています。
それ以外は、各停です。
宮本武蔵駅に到着しホームに降りたとたん、真ん前の約2メートルほどもある迫力ある宮本武蔵の肖像画が飛び込んできます。
武蔵は、幼少青年期には「たけぞう」と呼ばれていました。
駅前には、たけぞう・お通・又八の三体の像があります。
小説では、沢庵和尚によって開眼し、その後「むさし」と呼び名を改め、姫路の殿様より「宮本」と名乗るように賜ったのでした。
駅から細い道を下ると、村には似つかわしくないドームが見えます。
武蔵武道館です。
武蔵の偉業をたたえ、剣の心を伝える武道館です。
そこからしばらく歩くと、山の麓に宮本武蔵を祀る武蔵神社が小さくあります。
昭和46年(1971)4月に建立されました。
生涯一度も勝負に負けたことがない武蔵にあやかって、受験の合格祈願やスポーツの必勝祈願などに多くの人が訪れています。
また、武蔵が好んだ唐の詩人白楽天の詩「寒流帯月澄如鏡」を刻んだ「戦気の碑」が建てられています。
武蔵神社のすぐ裏には、武蔵の墓があります。
武蔵は熊本にて62歳で亡くなり、葬られました。
ここには、その分骨が埋められていると伝わっています。
武蔵の墓の右手には、父の無二斎の墓がたっています。
宮本武蔵ゆかりの神社である讃甘(さのも)神社です。
宮本武蔵の生家の隣です。
彼は、神社で打たれる太鼓の左右で打つ音に差がないことに気づき、二刀流を考案したと言われています。
武蔵神社より村を一望できます。
讃甘神社の道のむかいには武蔵資料館があります。
宿泊施設 武蔵の里「五輪坊」に併設されている資料館です。
NHK大河ドラマ「宮本武蔵」で使用された衣装や、武蔵自筆の達磨頂相図(だるまちんそうず)や自作の「瓢箪鯰図鍔(ひょうたんなまずずつば)」や、鎧などがあります。
晩年の「二天一流」の構えとは異なる二刀流です。
これが、五輪の書です。
武蔵資料館内には日本刀もあります。
「海鼠透鍔(なまこすかしつば)」のデザインは一見の価値があります。
隣には武蔵剣道場も。
武蔵資料館以外にも敷地内には武蔵道場や、青年期の宮本武蔵像などを見ることができます。
青年期の勇壮な姿を表現した銅像です。
美しい庭園をお散歩しながら、ぜひじっくりと見て回ってみて下さいね。
讃甘(さのも)神のすぐ近くには、武蔵の姉であり、母親代わりでもある”おぎん”の嫁ぎ先である平尾家があります。
現在も住居として使われているため外観しか見学できません。
宮本武蔵生家跡
武蔵の生家は、約60メートル四方の大きな茅葺の家だったと伝えられていますが、定かではないようです。
地場産物を目指すなら”楽市楽座”が、おすすめです。
3,マップ
宮本武蔵のおすすめコースです。